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2011.11.14
近年、新潟県内でもイノシシやサルといった野生鳥獣の農作物被害が増えてきています。
医療の現場では症状にあわせて検査を行い、それを医師が診断し、患者とともに治療の方針を決定して治療に入りますが、野生鳥獣被害現場では検査・診断・治療を行なう医師に相当する専門家がいないため、正しい対処(治療)が行なわれず、被害が軽減されないといった事態が生じています。
そこで、鳥獣被害対策を担当する行政担当者や農業普及指導員、JA職員の方々などを対象に、被害対策の診断、防除技術の習得、住民の合意形成スキルを身につけていただく目的で、研修会が11月7~8日、長岡市で開催され、自然環境保全学科主任の長野康之先生が講師の一人として参加してきました。
研修会の様子は、主催された新潟ワイルドライフリサーチのHPに詳しい報告がありますのでそちらをご覧ください。
被害がある集落の様子
皆で問題点を整理し、
どこに問題があるかを現地で調査しました
どのような対策が可能かを検討しました