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2014.07.28
先週1週間、自然ガイド・環境保全学科はGIS実習を受講しました。
i-nacから見える高床山(たかとこやま)には、天然記念物であるギフチョウが生息しています。
このチョウ、コシノカンアオイという植物のみを食べて育つので、「ギフチョウを守る=コシノカンアオイを守る」必要があるわけです。
そこで登場するのがGIS(地理情報システム)です。
①コシノカンアオイの分布を調べるため、高床山を歩きまわり、見つけたらその位置情報をGPSで記録します。
GPSはスマホなどでおなじみですよね!
やぶの中にも果敢にはいります。山縣くんは見つける名人でした!
②位置情報をGISのシステムに取り込みます。
③情報解析を行い、どこにカンアオイが生息をしていそうか予測した地図=ポテンシャルハビタットマップ(潜在生息適地地図)を作成します。
これにより、例えば、「こういった木々の林の中に」、「これくらいの斜度の斜面に」、
などと生息に適した場所の予測ができるので、山ぜんぶを歩き調べつくす必要がなくなりますし、そういった環境を守っていく策を次は考えることができるわけです。
GISは特殊なソフトなのでまだまだ勉強が必要です!
粘り強く教えてくださった、NPO法人地域自然情報ネットワークの梶波さん、櫻井さん、本当にありがとうございました!
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