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2015.12.11

積雪期登山実習Ⅱ

今週の山岳プロ学科3年生は積雪期登山実習でした!!
講師は国際山岳ガイドの佐々木大輔氏、黒田誠氏、アルパインクライマーの増本亮氏の3名。

1日目にプランニングをし、2日目から3泊4日の山行へ。

学生が決めたプランは大谷原~赤岩尾根~冷池~鹿島槍~爺ヶ岳~冷池~赤岩尾根下山!!

2班に別れての登山でした!!今回いろんな問題続きで学生達には良い経験になった実習に!

初日は快晴!!安定した素晴らしい天気で最高の山日和!!
高千穂平の幕営地までがんばる予定が・・・1班は難なく到着!!
その班は無事鹿島槍山頂を踏み、天気の関係で2泊3日で下山してきました。
こんな感じでした↓↓

天気最高ですね!!

そして問題はもう一つの班。
もう1班は、ルートファイを間違え、高千穂平まで行けず・・・敗退することになりました。
敗退した班は、明日また高千穂平まで行くか、それとも新たにプランニングしなおすかの判断をすることに。

その結果、再プランニングし妙高山へ1泊2日でいくことに!!
なぜ今回高千穂平まで行けなかったのか反省と改善点を出しあい再度学校でのプランニングし、翌朝妙高山へ向かいました。

翌朝の妙高山も中途半端な積雪で急登、場所によっては藪漕ぎを強いられ危険箇所ではロープを出し、結果目的地につけず、再度敗退・・・

何が原因か?
自分たちの能力お過大評価しすぎたプランニング、コミュニケーションが取れずチームとして動けていない。経験不足。などなど、

反省したらきりがないほど出てきました。
その反省を更に活かし、自分たちの課題を見つけ出し、テーマを絞った登山のプランニングを再再度行い、夜遅くまで調べ事前に準備をし、翌朝は飯綱町の霊前寺山にいくことに決定。
全て学生達主導での登山。チームとして成り立つためにはどーすれば良いか。登山成功させるためには何をしなければいけないのか・・・

いろいろと学生は考え、行動し、霊前寺山に行きました。

結果、2日間の敗退の反省をいかし、無事登頂しましたが、まだまだ課題がいっぱい・・・

今回の実習では、目的の鹿島槍に行けた班、行けなかった班で大きな差が生まれていました。
事前調査、経験、判断力、ルートファインディング、統率力等・・・
3年間の結果が今回の実習であらわになり、できなかった学生には気づきと課題が浮き彫りになったでしょう。

入学当初はみんな同じレベルであったのに、3年間、努力し続けた学生とそーでない学生の差は大きな物で自分たちのレベルを再確認することができた実習だと思っております。

失敗から学ぶことは多く、残り少ない在学期間でどれだけ自分の課題を克服しようと努力できるかは、彼ら次第。卒業までに一つでも課題をクリアしてほしいものですね!!

山岳プロ学科 担当:鷲見

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