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2023.07.03
金谷地区公民館(新潟県上越市)において実施された高田ハイキングクラブ(代表・伊藤明徳氏)が主催する安全登山講習に講師として招かれ、山岳プロ学科の3年生が講習を行いました。
例年、高田ハイキングクラブでは会員を対象にした安全登山講習を開催しており、これまでにも消防署、遭難対策協議会などへ講師を依頼してきた実績があります。
今回の開催に当たり、安全登山に関する最新知識を知りたいという希望があり、登山ガイドを目指して学んでいる山岳プロ学科の3年生に講師のご依頼をいただきました。
1時間の講習会では、「デッドエアーを有効活用したリスクマネジメント」、「登山アプリの有効活用について」の2つのテーマを取り上げました。
デッドエアーとは「動かない空気」のことで、衣類の中に温かい空気の層をつくることが保温効果を高めるのに有効であること。
夏山でも低体温症の危険性があり、そのためには肌を濡らさないこと、体の熱を逃さないことが重要であることをエマージェンシーシートの活用と共に紹介しました。
登山アプリの有効活用についての説明では、様々な登山アプリ比較と利用方法の他、このような登山アプリは簡単に計画を立てられ、簡単に届けを提出することができるけれど、決して計画自体を簡略化させるためのものではないこと。
これまで同様に綿密に計画を立て、紙の地図も併用しながら、どちらの良いところも有効に活用することが大切であることが強調されました。
終了後に参加者から多くのご質問をいただき、講習会への積極的な参加と登山に対する会員の皆様の熱意を感じました。
登山ガイドを目指す学生たちにとっても今回の経験は、分かりやすく伝えることの難しさ、参加者の期待に応えることへの責任、事前準備の大切さ、感謝されることでのやりがいなど、多くの学びを得る良い機会となりましたね!
登山ガイド、山岳活動のプロフェッショナルを目指すとともに、安全登山への啓蒙と、山岳活動を通じて社会に貢献できる人材を目指して頑張っていきましょう!
i-nacは、アウトドア活動や自然体験を通じて、人間力の回復や地球環境保全につなげるプロフェッショナルを育成し続けており、自然の価値を探求し、その専門性を活かした社会課題の解決に取り組んでいます。
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