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授業・実習

2013.06.10

命を預かる緊張感で

山岳プロ学科の登山実技Ⅱ、Ⅲの授業はレスキュートレーニングを行いました。
講師は警察や消防の方たちにも講習を行っている、登攀ガイドの花谷泰広先生、
国際アスピランガイドの黒田誠先生、佐々木大輔先生です。

山岳でのレスキューで大切なのは臨機応変に対応すること。
言葉で言えば簡単ですが、状況に応じて、持てる技術、用具、要救助者の様子、現場の地形条件などを即座に判断して体制を組み立てるのは一筋縄ではいきません。
じっくり考えている時間はもちろんなく、スピードが大切。
シナリオトレーニングではみんないっぱいいっぱいになりました。

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花谷先生からは、ご自身も含め、たくさんのレスキュー経験をもとに
大切なことは何かを的を絞って教わりました。

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黒田先生から、限られた用具と、自然の地形や樹木をうまく使ってシステムを作ることを教わります。

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グリーンランドから帰ってきたばかりの佐々木先生から、フィックスロープの張り方を教わります。

3人の講師の先生は、実践での経験がたくさんあるので、実際のレスキューの現場でなにが大事なのかを熟知しています。難しい技術を覚えることより、基本をしっかり身につけ、体が自然に反応するくらいトレーニングを繰り返すことが大切だと学びました。

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一人の人を背負う重さも全員が体験しました。
いっぱいいっぱい山に登って、重荷でも動き続けられる体力もつけないと!

2日目は雷と雨の中、本番さながらに実践トレーニング。
プロとして山に向き合う大変さをあらためて知ることができました。

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