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2013.12.25
i-nacでは12月12日から22日まで、マレーシア・ボルネオ島に海外研修に行ってきました。
今回は2グループに分け、グループAは自然環境保全・環境教育地域ビジネス学科・山岳プロ学科の学生10名がサバ州のバトゥ・プティにホームステイをし、熱帯雨林の再生等に取り組むMESCOTという組織にお世話になりながらエコツーリズムについて学びました。グループBは山岳プロ学科の学生5名が東南アジア最高峰のキナバル山の登頂を目指し、下山後にグループAと合流するというスケジュールでした
グループAは、まずセピロックのオランウータンリハビリテーションセンターを訪問しました。
ここは、森林伐採により親とはぐれたり、密猟で捕獲された幼いオランウータンを野生復帰させる施設です。彼らははじめ人間に育てられますが、使い捨てができるオムツのために日本で集めた古Tシャツを持参して寄付してきました。以下が頂いてきた寄付の感謝状です
学生たちは、ボルネオ島が抱える自然環境や野生生物の保全に関する問題点を目の当たりにしました
一方でグループBは、東南アジア最高峰のキナバル山の登頂を果たしました
1日の登山者数が制限されたり、必ずガイドをつけなければならないなど、日本との違いを実感させられる良い機会となりました。登頂者には登頂証明書が手渡されます
2グループ合流後は、失われた熱帯雨林を再生するために草やつる植物を刈り取った後、植林作業を行いました。他にも森林内での種子採集や苗床での作業や、植栽した木の保育作業等もお手伝いしてきました
ボルネオ島で一番長いキナバタンガン川沿いでの活動なので、移動はすべてボートです。
お世話になったMESCOTのメンバー、ホームステイのホストファミリーやその他村の人々、そして外国のツーリストの方々が聞く中、学生たちは英語でのプレゼンテーションをやり遂げました
その後はフェアウェル(お別れ)パーティー。
皆、マレーシアの民族衣装に身を包み、私たちからは『上を向いて歩こう(英語タイトル:Sukiyaki)』の歌を披露し、MESCOTの皆さんにはカルチュアルダンス&ミュージックのパフォーマンスを披露していただきました
今回の研修の目的は、ボルネオの自然環境を守ることに対して
1)Tシャツの寄付を通して物的貢献をする
2)ホームステイをするなどプログラム参加により経済的貢献をする
3)植林作業を通じて労働力で貢献する
というものでした。
が、研修に参加した学生はそれ以上に、地元の人と交流し、海外に出て視野を広げることの大切さを実感し、自分の将来を見つめ直すきっかけをつかむなど、それぞれに感じ・学ぶことが多かったようです。
これが、海外に出ることの大きな効果です。
今回の体験を自分の将来に大いに活かしてください。
今回お世話になった皆さん、特にMESCOTの皆さん、ありがとう
そして、学生たち。がんばれ、がんばれ さぁ、行こう 最高