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2015.07.13
こんにちは。入学サポートデスクの小林です。
i-nacの学生はこの地域の方々に時にあたたかく、時に厳しく見守っていただきながら学生生活を過ごしています。
先日はなんと、「クマの肉があるから」と、学校の近くに住む方からお招きをいただいたということがありました!
クマ… 気になります…。
ということで、当日の様子を、アウトドアライフ学科(現野外教育学科)1年生・石﨑琢磨さんに報告を書いてもらいました(o^-‘)b
石﨑さんは東京都出身、自衛隊をやめ、32歳の時にi-nacに入学をしました。写真も彼が撮影・選んでくれたものです。
ではどうぞー!
6月27日、i-nacからほど近い大鹿の望月さん宅を訪ねました。
本日の目玉は熊鍋。
猟師仲間から分けてもらった熊肉を是非の学生にも食べさせてあげたい、というこの上ないお申し出を頂き、この度4名の学生で、初めてお宅にお邪魔させていただきました。
望月さん手作り、昔ながらの雰囲気の和室、昭和庵。
全て手作りの囲炉裏とタイヤホイールストーブを囲んで、熊鍋を頂きました。
熊鍋の中には、野菜とコンニャクの他にも鹿肉も入っており、ジューシーな熊肉と赤身の鹿肉がうまく調和していて、とても美味しいお鍋でした。
その後ストーブには火が入り…
話が盛り上がります!
望月さんが市役所で害獣関係の担当をされていたことや現在の国立妙高自然の家での講師のこと、学校教育からお孫さんのことまで様々なお話を伺うことができました。
印象的だったのは、やはり熊猟のお話。
熊の親子を猟友会で仕留めた時のことを語っていただきました。
檻罠にかかってしまった親熊。檻の外にいるが故に先に仕留められた小熊。
その小熊のもとへ檻を引きずり近寄る親熊。そして最期の時。
里に下りて来た為に仕留めざるを得なかった親子熊の悲しいお話は、野生動物と人間との共生について改めて考えさせられる物語でした。
貴重な体験談を伺いながら地域の方と交流できるのは、i-nacならではの課外授業です。
今後も地域の方との交流を通して、自然と人間の暮らしについて学びを深めていきたいものです。
今回、興味深いお話をたくさんしてくださった望月さん、本当にありがとうございました。また、昭和庵でお鍋とお話伺えることを楽しみにしてます。