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山岳プロ学科による超実践的プロジェクトが始まります！

i-nacが選ばれる理由の一つに挙げられるのが実践的なカリキュラム。

すべての学科で、様々な取り組みがされているのですが
今年度より山岳プロ学科で新たなチャレンジがスタートします！！

このプロジェクトについて講師の川合先生に詳しくお話を聞いてみました。

登山ガイドオフィスSmall Mountains代表・川合陽介

長野県内にある防犯コンサルの会社に12年勤め退職。
35歳でi-nacに社会人入学し、日本山岳ガイド協会の登山ガイド資格を取得。
i-nac卒業後、八ヶ岳山岳ガイド協会へ所属し、「登山ガイドオフィスSmall Mountains」を開業。
登山ガイドをしながら、i-nacの特別講師も務める。

Q．プロジェクトの概要を教えてください。

山岳プロ学科の３年生がプロジェクトメンバーになっています。
実はこれまでにあった「山岳プログラム」という授業がベースになっているプロジェクトです。
これまでは、１年生が受講する「登山入門」「夏季縦走登山」「アルプス登山実習」などの授業を3年生が企画して引率するという、あくまでもi-nac内部で完結していたものでした。

それを今後は、外部にも展開していくイメージです。
ですので、授業をやるという感覚よりはガイド会社のつもりで、極めてリアリティを持って登山ツアーの企画運営をやろうというプロジェクトです。

Q．もう少し具体的に教えていただけますか？

まずはこれまでと同様に、i-nacの授業でやる登山について担当します。
seedにi-nacから「１年生の登山入門の授業をお願いします」という業務委託を受けたというようなイメージです。
当日の運営などは山岳プロ学科３年生全員で取り組みますが、一人一回は必ずメイン担当を受け持って企画をします。
これは、ガイド会社的に言うと【受注型】といったスタイルで、お客様からご依頼をいただいてオーダーメイドのツアーを企画するものになります。

そして、もう一つは【募集型】といったスタイルで、i-nacでは初めての試みです。
メンバー各自一つ以上、オリジナルの登山ツアーを企画して、集客から当日の運営までを担います。
ターゲットの選定からすることになるので、学生一人ひとり個性が出るツアーが出ることを期待しています。
集客もどんな手段でするのかも学生次第です。

Q．『登山ガイドラボseed』の由来を教えてください。

seedって英語で「種、種子」という意味の単語です。
学生一人ひとりが一年生の時から現在までで学んでいること一つ一つがいずれ商品化できる種であって、それをどう発芽させていくか、そのプロセスを探求していくという意味で「ラボ」という言葉も入れました。
あと、ビジネス用語でseedというのは、開業の前段階という意味もあるので、まさにi-nac卒業年次生を中心としたチームにちょうどいい名前だなとも思っています。

Q．このプロジェクトをやろうと思った理由を教えてください。

自分自身、社会人からi-nacに入学して、卒業してすぐにフリーで登山ガイドを始めました。
その時に、お客様へのアプローチ方法とか、ガイディングの勉強とか、トライ＆エラーの経験値を共有する、そういう場がもっと欲しいなと感じていました。
自分一人ですべてやっていたので、チェック機能が無いから実践でやるしかなかった。
それこそ種まきだったんです。
100種類の種をまいて、どの芽が出るか分からない。
その中で心折れずに種をまき続けるのってすごく大変で、そういった経験をi-nac在籍中にできれば、卒業した時のスタートラインの位置が絶対違うはずという想いがあって始めました。

Q．学生達にはどんな学びをしてもらいたいですか？

学生達には最初の授業で、自分が重きを置いてきた「マーケティングの心得９か条」を伝えました。
みんな真剣に聞いてくれていましたけど、一度聞いただけでは絶対ピンとこないので、トライ＆エラーを繰り返していく中で実感してもらえるといいですね。

Q．今後のスケジュールは？

まずは、GW明けにi-nacの登山入門の授業があります。
新入生全員が参加対象の授業です。
その後は、７月に山岳プロ学科１年生を対象とした夏季縦走登山、９月に１年生全員を対象としたアルプス登山実習といった具合で受注型のものが続きます。

募集型のツアーは、８月～11月頃の実施予定で計画していこうと思っているので、準備ができたら告知と募集を始めていく予定です。

Q．これを見ているみなさんにメッセージをお願いします。

学生一人ひとりのキャラクターを感じて欲しいです。
seedのInstagramがあるので、募集型ツアーの告知だけではなく、プロジェクトの進行具合も含めて発信していこうと思っています。
その中で、「この人と山に行ってみたい！」と思ってもらえると嬉しいです。
登山ってどの山に行くかも大事ですが、誰とどんな時間を過ごすかっていうのも、体験の価値を大きく変えるものだと思っています。
ぜひ、推しメンと一緒に山に行ってもらいたいですね！笑