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2011.06.14
妙高エリアの梅雨入りはまだですが、山はしっとりとして木々や草花はとても元気です。
今日は妙高周辺の山々の貴重な花々を紹介していきます。
まずはエンレイソウの白い花版、シロバナエンレイソウ。
普通のエンレイソウはチョコレート色のあまり目立たない花ですが、白いと林床でもよく目立ちます。
ピンクの大きな花は妙高市の花でもあるシラネアオイ。一属一種の日本特産種です。
そしてよーく見てみると、下にふたまわり小さく咲いているピンク色の花、
これはトガクシショウマです。お隣の山、戸隠山の名を冠した貴重な植物です。
こちらはオキナグサ。ちょっと乾いたところが好きなようです。
とても小さな花なので、歩くときは踏まないように気を使います。
林の下でひときわ目立つのはヤマシャク。
大きなまるっとした花が優雅な山のシャクヤクです。
最後はイチリンソウではなく、ニリンソウでもないサンリンソウ。
妙高近辺ではごく一部でしか見られない花です。
山の花は、ちょっとした環境の変化で見られなくなってしまうこともしばしばです。
末永く美しい花を見ることができるよう、配慮をしていく社会でありたいものです。