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2013.06.25
山岳プロ学科2,3年生の登山実技は山地の植物観察と、
稀少植物の保護のあり方について学びました。
講師は、ジャーナリストで高山植物の図鑑も多数出版されているカメラマンの新井和也先生です。
色鮮やかで目立つ花は、ガイドにとって必修項目。ぜったいにお客さんに聞かれます。
梅雨空のなか、クリンソウが鮮やかです。
普段なかなか意識することのない木の花も、じっくり見るとその造形美に驚きます。
分布の限られた植物は、ほんとうに繊細な環境のなかでその命をつないでいます。
いつまでも美しい姿を見ることができるよう、環境への配慮を行っていくのも、登山・自然ガイドの
たいせつな使命です。
新井先生には、シカなどの野生動物による植生破壊の問題についてもお話をいただき、
今日的な環境問題の難しさを考えさせられました。
これからの夏山シーズン、いろんな山に出かけますが、またひとつ山を見る視点が増え、
気づき、学ぶことが多くなりそうです。